先日、携帯電話大手キャリアのNTTドコモが「2年定期契約」に関する改定を発表した。
ニュースが流れ始めた時は「おおっ?」と思ったのだが、全て聞き終えると「なんだ、その程度の変更か…」といった感じだった。
ま、何も変わらないよりマシか…
変更内容については、「解約金が発生しない期間を、これまでは契約満了月の翌月と翌々月の2カ月間だったが、契約満了月と翌月、翌々月の3カ月間に拡大する」というもの。
【見直しイメージ図】※上が変更前・下が変更後
ニュースからざっくり引用っ。
この図を見てみると、改めて大手3キャリアの商売はなかなかエグいなあ…と思ってしまう。
解約金の発生無しで他社へと乗り換えるのには、かなりの制約がある。
ところで私自身は、以前大手キャリアで契約していた携帯電話を現在MVNOへと乗り換え済みなのだが、その経験から思うことは、「大手キャリアから格安スマホへの乗り換えなら、特に契約満了月を待たなくてもいいのでは?」ということである。
格安スマホへの乗り換えなら、今でしょ…?
「なぜ格安スマホへの乗り換えなら、契約満了月を待たなくてもよいのか?」
というと、それは格安スマホの月額料金が安いからであるというのが主な理由だ。
当たり前っちゃ当たり前の理由だし、わざわざ人様に言うほどのことではない。
それどころか私自身は格安スマホはおろか、そもそもスマートフォンに関してはド素人なので他人に披露できるうんちくも持ち合わせていない。
わりと最近までガラケーで生活をしていたし、それを突然に格安スマホへと切り替えたくらいなので、スマートフォンに関しては暗い、というよりは盲目に近い。
しかしそんな私が暗闇の中でガラケー生活をしていた時に、ある日友人がメールアドレスをGmailへと変更した。
「お、これはもしや…?」と思い質問してみると、案の定近々格安スマホへの乗り換えを計画しているとのこと。
自分も格安スマホを検討していたので、色々と質問をしてみたところ、
とりあえず、あらかじめメールアドレスの変更を先に行っている
現在、月々のスマホ代は¥8,000ほど
今乗り換えると解約金が発生する
契約満了月まであと1年以上あるのでそれまで待つ
…
…???
なんか聞いていたら、解約金とか諸々の諸経費を考慮しても、今から格安スマホへ乗り換えたほうが結果的には安くならない??
と疑問になったのだが、自分はスマホのことをよく知らないので、その時はそんなものなのか…と思った。
しかし、後日いざ自分がMVNOのサービスカウンターでプランの比較をお願いしてみたところ、
「現在のご契約内容なら、今から解約金を払って乗り換えたほうが安いですよー^^」
と、さらりと言われた。
…やっぱり?
ちなみに以前のガラケーのプランはかなり最小限に抑えていたのを、更に途中でプランの見直しを行い、ゴリゴリに極限まで無駄を削ぎ落として半額近くまで抑えこんでいたのだが、それでも1年弱後の契約満了月を待たなくても安いのだという。
(変更前後のプランにもよるが。)
最初からきちんと計算をしておけばよかった…
…いや、しかし私や友人に限らず先入観から、
途中解約=損
という図式がある人は、世の中にけっこういるのではないだろうか。(いてほしい。)
現在、大手キャリアのプランで月々の支払料金が高い人や、契約満了月まで長期間あるという人は、一度プランの比較をしてみるのもいいのではないだろうか。
「格安スマホ・料金シミュレーション」などで検索をかけると、各社シミュレーションページが表示される。
シミュレーション自体はおそろしく簡単なので、やってみる価値はありだよ。
ちなみに大手2社↓
乗り換え時に発生する費用
携帯電話大手キャリアからMVNOへと契約変更する際に発生する費用は、大まかに挙げるとこんな感じか。
MNP転出手数料:3,000円程度
大手キャリア解約金:10,000円前後 ★
端末代金の支払い残債 ★
★の付いているものは人によりけり。
解約金については、契約満了月に乗り換えるのであれば発生はしないので、人によってはかなり費用を抑えられることになる。
しかし解約金以外にも、各MVNOが行っているキャンペーンなどを利用するというのも、初期費用を抑えることのできる手段のひとつだ。
そこは積極的に利用しない手はないので、乗り換えを検討しているのであれば、こまめに情報をチェックしておくのがいいだろう。