「美人は金がかかりそうで嫌だ」って言う男性の本音はこれでしょ?

「美人は金がかかりそうだからイヤだ。」
といった男性の主張はちらほらと耳にする。

どういうことかというと、

▲ デートにお金がかかる
▲ プレゼントにお金がかかる
▲ 自分自身も相応の格好が必要

ということらしい。

つまり、デートには美人に見合ったお洒落なお店に連れて行かなきゃならないし、プレゼントも高価なものじゃないとダメだし、自分も美人に見合った服装や髪型をしないといけない、って意味らしい。

いやいやいや…笑
美人には貢がないといけないって法律でもあったか?と、呆れてしまう。
正直、現実世界からはちょっと乖離した主張だなあ、と感じる。

「美人は金がかかる」って言う男性の本音って一体何なんだろうね?
ってことで、ちょろりと自分の見解を書いてみるよ。

(ちなみに、ここで言う“美人”とは、生まれついての天然美人のこと。
化粧美人や雰囲気美人については、今回の話の趣旨とズレるのでこの記事では触れません。)

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不美人にならお金がかからない?

しかし「美人は金がかかるので嫌だ」という言葉を単純に裏返すと、「ブスには金がかからなくていい」という意味になるので戦慄してしまう。
もう安易に口を開かないほうがいいですわよ…。(震)

「ブスには金がかからなくていい」は言い過ぎかもしれないが、もう少し柔らかい言い方をすれば、「ブスなら金をかけずに済む」ということなのか。
どちらにしても、かなり失礼だな。

幸か不幸か、自分の周りにはわりと美人が多い。
そんな彼女たちを見ていると、別に特に自分に高額の投資をしている人はいない。
別に美容意識が高いわけでも、ブランド好きなわけでもない。

では、男性側が彼女たちに貢いでいるのかというと、それもない。
付き合っている相手も特別ハイスペックってわけでもないし、金銭感覚も普通。
なんていうか、普通of普通。
高価なプレゼントを貢がれたなんて例は見たことがない。
誕生日に4℃のハートのネックレスを貰ったと愚痴っていた友人はいたが…

でも美人な人って、なぜか変な男と付き合っている人もチラホラといるんだよね。
選び放題なのに「なんでその人?!」って思うことはよくあったけど、あれってもしかすると、選択肢が多すぎて判断力がおかしくなってんのかもなあ…と。

美人ってよく言えば「自然体」。
でも逆に言うと、「恋愛に対して危機感がない」。

美人はお金がかかるって勘違いする男も多いけれど、不美人のほうが恋愛に関してはあの手この手で努力している人が多いのよ。
外見を磨くこともそうだし、異性に好かれる言動を研究することとかね。

不美人は、なまじ相手が簡単に手に入らないと分かっているからこそ、恋愛においては不自然体で行動をする。
自分が異性の前でどのように振る舞うべきかを考えるし、異性の言動の裏にある思惑を読み取ろうともする。
そして、それらの努力に見合った自分に対する「正当な評価」を欲しがる。
(もちろん、不美人の人全てが恋愛に興味あるわけではないですが。)

結局、女がどこにお金を掛けているのかなんて、所詮男には分かりませんて。
「ナチュラル(に見える)女性は倹約家なんだろう」とか、もはやただの妄想だし。

コンプレックスの裏返し

身近な美人の例を見ていると、「美人=金がかかる」ではないことが分かるんだけど、では、世の男性の中から「美人は金がかかりそう」だという意見が上がるのはなぜなのか?

まあ、「美人は金がかかりそう」については、ただの偏見ですな。

そもそも「金がかかり“そう”」だし。
実際に付き合ってないじゃん、検証してないじゃん、っていう。

金を貢ぐも貢がないのも男性側の自由なんだから、付き合ってみて金がかかると分かった時には別れればいいのでは?
っていうのが自然な流れじゃないかと思うが、それなのに具体的な行動もせずに、ぐちぐちとマイナスなイメージだけを膨らませようとするのはなぜなのか?

ずばり、これはもうただの僻み、コンプレックスの現れだ。

欲しいものが手に入らない(と決めつけている)から、自分に都合のいい言い訳を作って安心したいだけなのだ。
自分に劣等感を抱いているために、世の中も自分と同じように歪であってほしいと願う。
自分よりもダメな人を見て安心したい心理ですな。

例え理想的な美人に出会ったとしても、自分がその女性と付き合えないとなると、その現実は自分にとって誠に都合が悪い。
なので無意識のうちに、何とかして相手の粗を探そうと疑いの目を向けるわけだ。

人って他人に対する査定は厳しいくせに、でもいざ完璧な人が目の前に現れると、それはそれで戸惑ってしまうものだ。
そんな完璧な人間がいるわけないと、何か裏があるに違いないと。
人間心理の不思議だね。

男性の気持ちなどお見通し

他人がどういう価値基準で誰と付き合おうと勝手だけれど、「まあ、こいつでいいか。」と妥協して選ぶのは当然相手に失礼だしね。

女性って相手のちょっとした表情の変化や機微を読み取るのが得意だから、男性側がバレてないって思ってることでも、けっこうバレていたりする。
誰かに目移りしているとか浮ついているとかは、まあ、お見通しでしょう。

「こいつは雑な扱いでいっか」なんて考えは、当然見透かされていると思っておいたほうがいい。
彼女側から「あいつ(彼氏)本当はモデルのこの子みたいなのがタイプだと思う。私とは妥協して付き合ってるのよ。」なんて愚痴を聞かされたこともあったので…
女の好みまでバレてるんだから、他も色いろと筒抜けなんだろね。

自分の気持ちに素直なほうがお得

「なぜ俺は美人と付き合えないんだ!?」

と主張する前に、まずお前は歯を磨いたんか?と聞いておきたい。

とりあえず、自分自身を最低限に清潔感のある身だしなみに整えることは大前提だからね。
(ここは理解しているね?)

素敵だなと感じる人と付き合うには、自分も素敵な人になる努力や行動が必要だ。
ここで言う「素敵な人」とは「外見がいい人」という意味ではなく、「魅力的な人」ということだ。

男性の中には勘違いしている人も多いけど、「外見がいい=モテる」ではない。

もちろん、外見がいいのに越したことはない。
プラス材料はひとつでも多いほうが有利に決まっている。

でもたとえ外見がよくても、中身が残念だと女性から相手にされる可能性は低くなる。
第一印象はいいだろうけど、でも結局そこから点数が引かれていくわけだ。

なまじ外見がいいと、内面が残念だと分かった時には、そこらの非モテ男子よりも気味悪がられる。
「外見はいいのに、なんで中身が“あれ”なの?」と。(これには少し同情するが。)

女性にモテる男性って、自分の気持ちに素直な人が多い。
特に外見は十人並みだけど美人な彼女がいるっていう男性には、こういったタイプが多い印象だ。

素直な男性というのは、話し掛けたい女性がいたら話し掛ける、うれしいと思ったらうれしいと言う、カワイイと思ったら素直に褒める。
わざと相手に興味のないふりはしない、存在を無視しない、上手く話せなくても「ま、さっきのは向こうの言い方が悪かったんですけど?」とか責任転嫁したりしない。

女性からしたら、率直な態度で接してくれる男性のほうが、そりゃあいいに決まってる。
先ほども書いた通り、女性は相手の気持ちの機微に敏感だから、態度に矛盾や薄っぺらさがあればすぐに見抜いてしまう。

女性の中にはそういう「拗らせた」男性を上手く転がすプロもいるけど、好きな人に興味のないふりをして、そんな女性に転がされてる場合かい?って思っちゃう。
本当は美人にも恋愛にも興味があるんでしょ?YOU素直になっちゃいなよ!と。

でも、素の自分を否定された過去がある人にとっては、素直に行動することってなかなか難しいかもしれない。
過去のトラウマ経験って、そう簡単には払拭することはできないし。

でも表面的な振る舞いはともかく、自分の内面にある本当の気持ちまで偽ってると、どんどんと負の感情が自分の内側に溜まっていく一方になる。
そのまま拗らせ続けると、根本的に人間性が歪んで腐ってしまう。
そういう人間性って、自ずと表情や言動に滲み出てきてしまうものだから、そうなるともう誤魔化せないよね。

人生は思ってるほど長くはない。
いじけて時間を浪費させていると、あっという間に老人になってしまうぞ?

自分の考えを変えることには時間がかかるかもしれない。
でも素直になろうとすること自体は、コスト0円で実行できる。
そんなタダの行動から得をすることは、思ってる以上にたくさんある。(特にお金で買えないものなんかが。)

自分を変えたい気持ちが少しでもあるなら、1秒でも早く実行に移すのがいい。
それが「美人はお金がかかりそう」偏見マンに対する私からのアドバイスだ。