花粉症に漢方薬の【小青龍湯】 早めの服用が効果的でおすすめ

漢方薬の【小青龍湯】は花粉症の人にも馴染みのある薬である。

くしゃみや鼻水など、主に鼻の症状に効くので、他にも症状が出ている場合には他の薬と併用しないといけないのが少々難点ではあるが、副作用が出にくいので人気の薬ではある。

漢方薬は効き目が緩やかなので、もしも花粉症対策に使用するのであれば、花粉症の症状が顕著になる前に服用を始めるのが効果的である。

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花粉症に漢方薬の「小青龍湯」

花粉症の治療には主に内服薬を処方されることになると思うのだが、治療薬には眠気の出るものやステロイドの入っているものなど、副作用があるものも多い。
花粉症は長期間にわたって薬を服用することになるために、そのような薬の使用はできれば避けたいところ。

そこで私は「小青龍湯」という漢方薬を長らく使用している。
最近は病院や漢方薬局にだけでなく、ドラッグストアなどにも様々なタイプの商品が置かれている。

 

どのような症状に効くのか

小青龍湯は簡単に下記のような症状に効果がある。

★水のようなサラサラの鼻水が出

★頻繁にくしゃみが出る

★体が冷えると症状が悪化する

※花粉症が悪化していき、鼻づまりや鼻炎を発症し始めた場合には、また別の漢方薬を服用するのがいいということ。
素人判断はせずに、専門の医師などに相談をしましょう。

 

いつから服用するべきか

漢方薬は効果が出るのに時間がかかるといったイメージがあるが、こちらの小青龍湯に関しては、鼻がムズムズするなど「花粉症かな?」と感じたらすぐに服用を開始するのがいいということ。

処方する医師や薬剤師によっては、花粉を吸いこむ前、花粉の飛び始める1~2週間前から服用し始めるのがよいとも言われる。
とにかく早めに飲み始めることが大事だ

実際に「小青龍湯」には抗アレルギー薬のような即効性はない。
自分や周囲の人間に聞いた体感だと、効果を確かに実感するのには、だいたい数日~1週間ほどかかる。

 

服用のしかた

食前(食事の約30分前)・もしくは食間(食後2時間ほど空ける)に服用するのがよい。

漢方薬は効き目が穏やかなために、吸収の効率を高めるため・また他の食べものの影響を受けないようにするために、食事から間隔をあけて服用するのが効果的である。

ただし、胃腸の弱い人などは必ずしもこの限りではないので、心配な人は医師に相談をしよう。

また、顆粒タイプ・錠剤タイプの場合はお湯または水で服用することになるが、お湯で飲むほうが薬の効果が発揮されやすいということ。
冷え性の人などは特にお湯で服用するようにしよう。

服用にはまず医師の判断を

世間では「漢方薬は効き目が穏やかで副作用がない」といったイメージが浸透している。
しかし、漢方薬はあくまでも薬。
初めて服用するときは、医師の診断を仰ぐようにしよう。

…とは言っても、最近はけっこう適当に処方してくれる内科医なんかが増えている印象がある。
漢方医じゃなくても手軽に扱いやすくなったのが逆にネックになっているのかな?といった所感。

まあ、一般人の私(漢方薬服用歴30年)でも、「今日は症状がきついから、いつもより1包多めに飲もう」とか、かなり柔軟に使用しているので、あまり偉そうなことは言えないが…

しかし繰り返しになるが、漢方薬は薬なのでサプリメントのような感覚で扱わないこと。
最近はドラッグストアでも手に入るが、購入した場合は使用上の注意書きをよく読んで、用量・用法をきちんと守って服用するようにしよう。