自由奔放で気分屋… 猫にツンされても好きだという人たち

猫が生理的に苦手、という人以外で「猫が好きじゃない」と言う人には、猫のその性格や習性が苦手という人が多いのではないだろうか。

自由奔放でマイペース、こちらの事情はお構いなし、いくら教えても躾けられない、あまつさえいつの間にか別宅を持っていたり…

犬ほど友好的でもなければ、忠誠心も無い、コミュニケーションが一方的に終わることも多いので、人によっては猫に興味すら持てない人もいるだろう。

 

かつて犬飼いの知人に自分が猫好きであるということを漏らした際に、「猫は躾がしにくいし、ひとん家に出入りするからな…」と渋い反応を返された。

「まあ、そういう習性だし…嫌いな人もいるよね。」と返すと、それに対して、

「…前に家に猫が何匹かいたんだけどな…昼間はみんな仕事で誰もいないし、家の中は寒いし、いつの間にか隣の老夫婦の家にみんな引っ越していたんだ…」

と…。

 

悲しかったんだね…。

そういや、その知人は体育会系、人間関係はタテもヨコも大事にするタイプ。
猫のつれない性格はちょっと合わないかもね。

 

しかし、忠誠心を求めるタイプの人でなくても、気軽に動物と戯れたいと思っている人にもやはり、猫は興味を持てない対象なのだろう。

以前に、「猫はこっちが遊びたいって言っても、プイってどこかに行っちゃう。飼うなら犬がいい。」と、ある友人が言っていた。
側に居合わせた猫好きからは「そこがいいのに~」と言われていたが。

これもあるあるな理由だ。
猫は自分の気の乗った時にしか遊んでくれない。
誰かに構われたい性格の人や、分かりやすいコミュニケーションが好きな人には不人気な存在だ。

ところで、先ほどの友人はそれからほどなく捨て猫3匹を拾う機会があり、そしてそのまま家で飼うこととなった。
拾われた子猫たちはすくすくと成長して今では立派な成猫になり、そして当の友人は今現在、完全に陥落している。

 

どうしたの…

噂の「NNN」の仕業?
「猫は好きじゃない」とか言ったからそれを諜報されて、洗脳作戦部隊を派遣されたのかな。
そんなやり口もあるんだろうか?
もしもそうならば、作戦は見事に成功しているが…

 

しかし猫のツンな性格が苦手と言う人ほど、デレされた時に陥落しやすいのではないだろうか。

よく聞くのが、猫を飼うことに誰よりも反対していたお父さんが、最終的に一番落とされていた、という話。
しかし骨抜きにされつつも、にやけた顔を隠しながら頑として「猫なんて好きじゃない」と相変わらず言い張るらしい。

イヤよイヤよと言いつつも体は…ってやつなのか。
嫌いと言っていたのにメロメロになっている自分が恥ずかしいのかもね。

しかし猫は本来、正面から相手を見ないことで敵意が無いという意志を伝えるらしいから、猫に対して関心の薄い人間ほど好かれやすいのかもしれない。皮肉なことに。

 

しかし根っからの猫好きな人間というのは、たとえデレが貰えないとしても献身的に猫に愛を捧げるものだ。

手の掛かる猫を飼っているという猫好きの同僚は、日頃から甲斐甲斐しくネコチャンの世話をしてたらしいが、しかしそんな彼の愛を嘲笑うかのように、ネコチャンはいつの間にか別宅に愛人を作っていたらしい。

現場を目撃した同僚はその日の夜に男泣きをしたらしいが、しかしそれでも次の日からも変わらずに一途に世話を続けているらしい。
今度猫グッズを買いに行くとか言っていた。あほだ…

ひたすらに耐え忍ぶ愛…たとえ裏切られたとしても… って

もうただのドMの変態ぢゃん。

 

彼らの猫に関する日常や行動を見るにつけ、受け身で一方的な対人関係が好きなのかといえばそんなこともなく、むしろ人間には厳しかったりする。なんでや。

猫好きにしろ、元・猫嫌いの猫好きにしろ、猫というのは他とは別枠の存在らしい。

猫だけは…猫だけは特別なのよ…